鍼灸師のわたしが「牛乳」を飲まない理由
こんにちは。
女性のための鍼灸院 – nobori – の中村です。
あなたは、「牛乳」にどのようなイメージをもたれていますか?
おそらく多くの方が、”牛乳を飲むと身長が大きくなる”、”カルシウムが含まれているので骨が丈夫になる”など、身体に良いイメージをもっているのではないでしょうか。
以前も牛乳に関する記事をインスタグラムに投稿しましたが、その際に「初めて知りました」というお声を多くいただいたので、こちらでもより詳しくお話していきます。
人間のカラダにとって牛乳は良いもの?
結論から言ってしまうと、牛乳はあくまでも嗜好品の一つのため、積極的に飲むべきではないと考えています。私たち日本人は、牛乳に含まれる糖質(乳糖)を分解できない「乳糖不耐症」の方が多く、牛乳を飲んでも体内に吸収されることなく排泄されてしまう体質をもっています。牛乳を飲むと下痢になりやすいという方は、この乳糖不耐症が原因かもしれません。
では、昔から言われている”牛乳にはカルシウムが含まれているので、骨が丈夫になる”というのは本当でしょうか。
私たちの体には生命活動を維持するための「カルシウム」が血液中に存在しています。通常、血液中のカルシウム濃度は常に一定になるように調節されていますが、牛乳を摂取すると血中カルシウム濃度は著しく高まります。そこで体は高まったカルシウム濃度を正常に保とうとし、余分なカルシウムを腎臓から尿と一緒に体外へ排出します。結果的に、カルシウム摂取のために良いと思われている牛乳は、反対に体の外にカルシウムを排出し、体内のカルシウムを減少させてしまう可能性があります。実際に、海外諸国では牛乳の消費量が多い国ほど、骨粗しょう症が多いと言われていますよね。
良い腸内細菌を育てることが妊娠に繋がる
あなたは、牛乳の中身を考えたことはありますでしょうか。
「乳」とは白い血液のことを意味するため、牛乳とは「牛の血液」です。
おそらく様々な動物の中で、他の動物の「乳」を飲んでいるのは人間ぐらいではないでしょうか。
また、牛乳を嗜好品にしている方ほど「腸内細菌」が乱れている可能性があります。
腸内細菌や子宮内フローラの菌バランスが整っている方が、着床率も上がりますので、妊活中の方はぜひ乳製品の摂取量を意識してみてくださいね。
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一日も早く、あなたの”想い”がカタチとなりますように。
本日もお読みいただきありがとうございました。
鍼灸サロン -nobori- 中村 早耶香