パートナーとの上手なコミュニケーションの取り方
こんにちは。
女性のための鍼灸院 – nobori – の中村です。
外の空気が秋らしくなってきて過ごしやすい季節になりましたね。
さて、今日は妊活中に一度は悩んだことがある夫婦関係のコミュニケーションの取り方についてお話していきたいと思います。
“妊活歴2年、妊活が原因で夫とは気まずい空気になっています”
“私だけが大変な思いをしているのに夫は全然分かってくれていない”
“夫と話し合ってもスッキリしないです”
など、上記のお悩みは実際に患者様からあがった不満の声です。
「妊活に対する温度差」や「話し合いができない」など、パートナーへの不満が募っている方が多いですよね。
妊活が原因で夫婦関係が悪くなったり、そのまま関係を修復できずに離婚になるケースも最近は増えています。
妊活は一人だけでは成り立ちません。分かってはいるけど妊活中のコミュニケーションは難しいと感じている方が多いのではないでしょうか。
そこで今回から定期的に、心理学から考える男女の考え方の違いや、ご夫婦で上手にコミュニケーションをとる方法などをお伝えしていこうと思います。夫婦関係に悩んでいるという方は解決のヒントになる事があると思いますので、ぜひチェックしてみてください。
男と女の考え方は根本的に違う
妻「どうしてあなたはいつも分かってくれないの」
夫「いつも話を聞いているじゃないか!何が不満なのか分からないよ」
これはよくあるご夫婦の会話(心の中の声)の例です。
会話の多いご夫婦でも、意外とどちらかが不満を抱えているケースは多いように感じます。
「会話」といっても、そもそも男性と女性では目的が全く違うのはご存じでしょうか。
一般的に女性は、”共感”を求めるための会話が多いため、会話の中で結論がまとまらない事がほとんどです。
逆に男性は、相手の気持ちを察したりただ話しを聞いてあげるのは苦手な方が多く、悩みを”解決”したがる生き物です。
ただ話を聞いて欲しかった女性と、悩みを解決しようとする男性では噛み合わないのは当然なのです。
そこで、男性は男性で、”女性は話を聞いて欲しい(共感してほしい)事が多く、奥様の話を聞くことだけでも十分支えになっている”という事を知ることが大切ですし、
女性は女性で、”ただ話を聞いてもらいたい。それだけで楽になれる”という事を直接ご主人へ伝えましょう。
意外と女性も素直にこの部分を伝えるだけでも、ご主人が理解し「うんうん」と話を聴いてくださるケースが多いです。
「いつでも話しかけて良い」というルールを作りましょう
仕事から疲れてきた夫に話しかけるのが気まずい、、と悩む事もありますよね。
このようなご夫婦の場合には、2人のルールを作りましょう。この方法は生殖心理カウンセラーの先生が勧めています。
「いつでも話しかけて良いこと。でも断っても良いこと。その場合は必ず代替案を出すこと。」というルールです。
妊活世代の男性は、仕事への責任感があり忙しい方が多く、疲れていて奥様の話を聞けない場合もあります。
そこで「今日は疲れているから、日曜日に話そう。」や、「今日はお風呂に入った後に、30分だけ話そう。」と断っても良いけど代替案を出すというルールを決めるのです。
これにより、話を聞いてもらいたい女性も納得できますし代替案を出される事で安心します。男性も女性もお互いが不満を抱えずにすむ方法ではないかと思います。
会話を「勝ち・負け」を決める場にしない
ご夫婦で話し合いをした時に意見が合わないことがあるかと思います。そんな時、自分の意見(主張)を相手に押しつけすぎていて話し合いが上手く進んでいかないケースがあります。
長年一緒に生活しているご夫婦ほど、会話の中で自分の正しい意見を通してみたり、時には相手の知らない情報を言うことで、相手よりも優位に立つという「勝ち」にこだわっていることがあります。
まずは自分が主張しすぎず、相手の話に耳を傾けることを心がけてください。
夫婦といえどお互い一人の人です。
生活スタイルも育った環境も違うので、考え方が違うのは当然の事なのです。
お互いが相手を尊重すること、思いやりの気持ちを持ち、適切なコミュニケーションを取ること。妊活は壁が沢山ありますが、それを乗り越えた時にご夫婦の信頼関係はより深まると私は信じています。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
鍼灸サロン – nobori - 中村 早耶香ㅤ