妊活中の鍼灸治療
妊活中の鍼灸治療はどのような目的で行うかご存じですか?
将来、赤ちゃんになる源の「卵子」に栄養を届けて質を良くすること、血流や免疫機能に関わる「自律神経」を整えて、着床しやすい「子宮」の環境をつくり妊娠力を上げることが、妊活中の鍼灸治療の目的です。
卵巣の周りには、皆さんが思っている以上に小さな血管が張り巡らされています。卵子は、この周りの血管や細胞から栄養を補給して質を高めていきます。そのため、血流が良ければそのぶん栄養豊富の妊娠しやすい卵子が育ちますし、血流が悪ければ栄養不足の中身がスカスカの妊娠しにくい卵子になってしまいます。
卵子の質が良ければ、自然妊娠の確率も、体外受精の着床率も上がります。
卵子の質が変わる期間は3ヶ月
卵子は急激に成長するのではなく、長い月日をかけて徐々に成長していきます。中でも、排卵する前の約3ヶ月間は、栄養やホルモンなどの影響を受けて最も成長していくため、この期間は卵質を変える目安となります。
当院では具体的にどのような治療を行うのか?
卵巣や子宮の生殖機能は、自律神経(交感神経と副交感神経)の影響を大きく受けています。
ストレスを感じた時に反応する交感神経は、血管を収縮させて卵巣や子宮の血流を悪くし機能を低下させていきますので、カラダの芯からリラックスするための治療を行います。
ラジオ波とは、身体の深部体温の上昇や血流、リンパの流れを促進します。受けている感覚は、とても温かく心地良い刺激です。直接、細胞を活性化させるため、身体の外から温める方法(サウナ・岩盤浴など)とは根本的に異なる温熱療法です。
免疫が過剰の状態だと、カラダに入ってきたものを”自分の物ではない”と判断して攻撃をしてしまいます。この状態だと着床することが難しいと考えています。
鍼灸治療で免疫機能を正しくし、子宮が胚を受け入れ着床する環境をつくっていきます。
鍼は痛いですか?
当院では、鍼は髪の毛と同じぐらいのとても細いタイプを使用しますので、痛みを感じる事はほとんどありません。患者様の中には、「今鍼したの?」と、気付かない患者様もいらっしゃいます。敏感な方に合わせて刺激量は調節できますので、ご心配な方はお声掛け下さい。
ご妊娠された患者様の声
中村先生には不妊治療からマタニティー期間まで、夫婦共々大変お世話になりました。
心身を整えていただき、何事もなく無事に臨月を迎える事が出来たのも、中村先生のおかげだと感じております。
会話の中からたくさんの”気づき”を頂き、とても有意義な時間を過ごすことができました。
しばらく通えなくなるのは寂しいですが、子育てが一段落したらぜひ産後もお世話になりたいと思います。
本当にありがとうございました。