妊活は何から始めたら良いですか?
こんにちは。
女性のための鍼灸院 – nobori – の中村です。
「妊活」というワードが広まってからあっという間に数年。
以前までは、なかなか妊娠できない方々が体質改善をしようと決意した時に「妊活」というワードを使っていたイメージがありますが、今では結婚前から「妊活」をしてカラダを整えている方が増えたように感じています。
妊活が広まってくれる事は嬉しいことですが、
実際に妊活は何から始めたら良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。
これは当院の無料カウンセリングを受けてくださった方によくお伝えている事ですが、まずは「食生活」を改善することが一番良いです。
なぜなら、私たちの身体は全て食べたもの(飲み物)で作られるから。
次の命を作るための卵子や精子ほど多くの栄養を必要としています。
そして、赤ちゃんを育てるための子宮の周りも驚くほどの血管が張り巡らされていて、いつでも酸素や栄養を受け取れる構造となっています。
また、近年増加傾向である乳がん、子宮内膜症、子宮筋腫・ポリープなども不規則な食事(欧米食など)が関係しています。
ㅤ
身体に取り入れる「食」の見直しだけでも、細胞が変わり、徐々に身体の機能が変わってきます。
ㅤ
いくつかご紹介しますので、ぜひ今日から、明日からでも実践してみてください。
ㅤ
妊活中の食事のベースは高タンパクで低糖質が最も理想です。ダイエットやボディメイクの時の食事と似ていますが、数あるデータからみてもこれが最も妊娠しやすい体に導いてくれる食事です。体の細胞(組織)を作ってくれる魚やお肉をきちんと食べることはとても大切。大豆製品(イソフラボン)はあくまでも嗜好品なので、頼りすぎない方がベストです。
n-3系脂肪酸(オメガ3脂肪酸)で妊娠率向上のデータが出ています。オメガ3はイワシ、ニシン、サバ、サケなどに含まれてます。調理が少し面倒かもしれませんが魚料理を適度にしましょう。
栄養素が身体に吸収される時に、それぞれが助け合って吸収という作業を行います。妊活に良いと言われてる食材は沢山ありますが、けっして偏る事なくそれぞれをまんべんに摂っていただいた方が身体は喜びます。栄養素は総合で動くことを忘れずに。
糖質控えめにって言われても、、という方は「全粒粉」のものを選びましょう。一時期、全粒粉摂取量が高い方が生産率がよいということで不妊治療のクリニックでも勧めていたことがありました。朝はパン派という方も多いと思いますので、ここは無理せず取り組んでみてくださいね。
“自炊はなかなか忙しく難しい”という方は、下記のモノをなるべく控えていくところから始めてみてください。これだけでも卵子や精子の質は改善されていきますし、月経中の症状が緩和、排卵障害の改善などにも繋がっていきますよ。
・白砂糖
・マーガリン/ショートニング
・カフェイン
・マグロやメカジキ
・海藻類(甲状腺疾患をお待ちの方)
ㅤ
いかがでしたでしょうか?
今までの食生活を一気に変えるのはストレスに繋がる場合もありますので、無理のない範囲で楽しみながら取り組んでみてくださいね。もう妊活をされている方はお気付きかもしれませんが、妊活をしていると「健康」な体に自然となっていきます。
一日も早く、あなたの”想い”がカタチとなりますように。
本日もお読みいただきありがとうございました。
鍼灸サロン -nobori- 中村 早耶香