妊娠された方が行なっていた5つの生活習慣
こんにちは。
女性のための鍼灸院 – nobori – の中村です。
「自然妊娠したいけど何をすれば良いのか分からない・・」
「高齢だからこそ、できることがあればやりたい」
「妊娠するために、やったほうが良いことはありますか?」
など、患者様からお声をよくいただくのですが、実際になにをした方がいいのか分からないという方は多いですよね。
そこで、今日は当院に通って下さっている患者様で、妊娠された方の共通している「生活習慣」をピックアップしてお伝えしていきます。
これから生活習慣を変えたい!という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
”新しく何かを始めたい!”と思っている方はまずは運動をおすすめします!
当院の40代患者様の中で、妊娠されるほとんどの方が週1~2回の運動を行っています。
その理由としては様々ありますが、BMIと妊娠の関係を一つご紹介しますね。
BMIとは「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で計る指標のことですが、18.5未満は痩せ、18.5~24.9は標準、25~29.9は肥満度1、30~34.9は肥満度2、35~39.9は肥満度3と基準値があります。BMIが25以上の方は妊娠しづらく、35以上になると卵の染色体異常が増えるため、採卵できても凍結ができないなど問題が多々でてきてしまいます。
痩せすぎも女性ホルモンに影響が出るため問題ですが、「最近太ってきたかも?」という方はまずは運動を行い代謝を上げるだけでも妊娠に繋がるかもしれません。
妊活や不妊治療は”出口の見えないトンネル”と感じる方が多く、妊活が思うように進まない場合はどんどんストレスが溜まっていきます。心のストレスや緊張状態は姿勢にも影響してしまい、呼吸も乱してしまいます。正しい呼吸ができていない場合は、より心身が緊張するため、脳の血流量の低下や精神的に不安定な状態も起きてくる場合があります。
妊活では「自律神経のバランス」はとても重要です。
ヨガなどの教室には忙しくて通えないという方は、自宅で腹式呼吸を行うだけでも自律神経が整いますしオススメです。
1日500mg以上のカフェインの摂取は不妊になるリスクが上がると言われており、妊娠中では流産率も高くなってしまいます。妊活中はカフェインが入っているもの(緑茶、コーヒー、紅茶、ウーロン茶、チョコレート、栄養ドリンクなど)は、摂り過ぎには注意しておいた方が良いと思います。
「コーヒーが好きで・・どうしても飲みたいです」と言う方も、1日に一杯程度であれば問題ありませんのでご安心ください。
私たちの細胞一つひとつは、カラダに入ってきた物でつくられています。
特に卵胞は成長するために栄養を欲しているため、卵巣の周りには沢山の血管が張り巡らせれています。身体に良い栄養バランスがとれた食事によって、細胞にも栄養がいくようになり卵子の質は変わってきます。
また、日本は世界の中でも”食品添加物の使用量はNo.1”の国です。料理が苦手という方も、コンビニ食を控えていくというだけも良いので良い食事を心がけていきましょう。
当たり前の事になりますが妊活中の十分な睡眠時間は本当に大切です。大人は個人差があっても6~8時間、平均でも7時間の睡眠は必要です。寝不足の状態が続くと、ホルモンバランスは崩れますし生理周期も乱れてきます。血流不良により必要な栄養が卵巣や子宮に行き届かないこともあります。
もし、”布団に入っても寝付けない”や”睡眠薬を飲まないと眠れない”など、睡眠に関するお悩みがある方は鍼灸治療でも十分解決できる場合がありますのでぜひご相談くださいね。多忙な方や気を遣う職業の方ほど、睡眠薬を服用していたり、睡眠が浅い方が多いですが、当院の患者様のほとんどがこの点は改善しています。
いかがでしたでしょうか。自分のできる事、好きな事からぜひ始めてみてくださいね。
通って下さっている40代後半の患者様は、鍼灸と有酸素運動を始めたことによって、今まで分割胚までしか育たなかった卵が胚盤胞に成長できるようになりました。何事も小さなことの積み重ねで変わっていきます。
ぜひ参考にしてみて下さい。
鍼灸サロン – nobori - 中村 早耶香ㅤ