夫婦生活が1年経過したのに、なかなか妊娠できない方へ
こんにちは。
女性のための鍼灸院 – nobori – の中村です。
今日は「夫婦生活が1年経過したのになかなか妊娠できない・・」という方へ、これからチェックした方が良い検査やポイントをお伝えしていこうと思います。
いきなり身近にある病院に行っても不妊治療に精通していない病院の場合は、適切な検査を勧められないこともありますので・・
まずはある程度、どのような検査があるのか知っておいた上で受診した方がスムーズだと思います。
不妊治療の専門病院でチェックしたいポイント
卵管とは左右に2本あり、精子と卵子の通り道でもあり、受精をする大切な場所になります。
この卵管がなんらかの理由で両側が閉塞していた場合、どれだけ性交渉をしていても自然妊娠が難しくなります。
病院での検査名は、「子宮卵管造影」と呼ばれ、片方だけ閉塞していた、通路が狭くなっていた、子宮の形の異常、ポリープなどがないか分かる検査です。この卵管造影検査に似ている検査で「通水検査」がありますが、初めての方は子宮卵管造影の方が、幅広く病態の診断が可能となるためオススメです。月経終了後~排卵までの間に検査が可能なので、病院に受診する時期は気をつけましょう。
この検査名は「AMH検査 (卵巣予備能検査・抗ミュラー菅ホルモン検査)」と呼ばれ、あなたの卵巣内にどのぐらいの卵が残っているかが分かります。自分の卵子のストックを知っておくことで、妊活を計画的に進めることができるのではないかと思います。
AMH値が高ければ卵子のストックが多く、AMH値が低ければ卵子のストックが少ないという評価になります。
(AMH値が基準値よりも高すぎる場合は、多囊胞性卵巣症候群が疑われますので注意です。)
同じ20代・30代の方でも個人差があるので、生理不順の方は一度調べておくことをオススメします。
ただし、この検査はあくまでも一つの目安です。AMH値が年齢の標準値よりも低かったとしても、妊娠できないわけではありませんのでご安心くださいね。
最近では、自宅でも簡単にAMH値が検査できるキットが発売されました。
ご興味がある方は、”卵巣年齢チェックキット「F check」”で調べてみてください。
排卵とは、黄体形成ホルモン(LH)が大量分泌する(LHサージ)開始時期から36時間後、LHサージのピークの10~12時間後に起こるとされています。
病院で「超音波検査」や「血液検査」を行うか、ご自宅で「排卵検査薬(尿から検出)」を使うことで排卵日がわかり、性交渉をとる日が明確になります。ホルモンバランス・体調不良・年齢など様々な要因によって、排卵日が月によってズレる可能性がありますので毎月チェックしましょうね。
子宮筋腫や、子宮内膜症(チェコレート嚢腫)などの疾患がある場合、状態によっては着床の妨げになっていることがあります。生理痛が年々ひどくなる、普段から尿意が近いなどあれば、一度調べてみても良いかもしれません。
「もっと早く知っていたら・・」と後悔することが多いのも妊活です。あなたに合った検査と治療をする事で、妊娠までの道のりが近付きますよ。
私はどんな検査をしたら良いのか分からないという方は、当院の無料カウンセリングでもお伝えしていますので、よろしければご相談くださいね。
鍼灸サロン – nobori - 中村 早耶香