【不眠症】ぐっすり眠るための5つの対策
こんにちは。
女性のための鍼灸院 – nobori – の中村です。
ストレスや疲れが溜まっている時ほど、
・なかなか寝付けない
・途中で目が覚めてしまう
・寝ても疲れがとれない
などのお悩みで困ったことはありませんか?
いわゆる「睡眠の質」が悪くなってしまうと、自律神経が乱れる悪循環を招いてしまうので、改善していきたいですよね。
そこで今日は、夜ぐっすり眠るための5つの対策をご紹介していきます。
私たちのカラダは、体温が下がり始めている時に眠気を感じます。お風呂に入ると内側から温まり深部体温が上昇しますが、しばらく経つと体温が下がり始めます。寝付きが悪い方は、就寝のタイミングをこの体温が下がる時に合わせてみてくださいね。
また、炭酸泉やエプソムソルトなどの入浴剤もお勧めです。身体の芯から温まり、血流促進、リラックス効果により自律神経も整います。
睡眠の質が悪い方は、メラトニンという脳から分泌されるホルモンが低下している可能性があります。メラトニンの分泌は、主に光によって調節されていて、夜中に強い照明の中にいると体内時計の働きが乱れてメラトニンの分泌が抑えられてしまいます。
メラトニンには、強い抗酸化作用もあるため、卵子の質の改善や、受精率・着床率も上昇も報告されていますので分泌量を増やしていきたいですね。
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*メラトニンを増やすためにできること
メラトニンの材料となるアミノ酸や、メラトニンの原料であるセロトニンは、「腸内細菌」から作られます。腸内フローラを整えることは、睡眠の質を高めることにも繋がります。また、加齢とともに減少していくホルモンのためサプリでの摂取もお勧めです。
夕食をお腹いっぱい食べてしまったり、夕食後すぐ寝てしまう方は、就寝後も胃が消化活動のために働き続け、なかなか寝付けなかったり、寝てもスッキリしないという状態が起きてしまいます。タンパク質や脂肪を多く含んだ揚げ物や炒め物を消化するには4時間ほどかかりますので、夕食の時間や食べるモノを気をつけていきましょう。
噛み合わせが悪いことで起こる歪みによって、顎や首などの筋肉が常に緊張した状態になり、その持続した緊張がストレスとなり、不眠の原因になっている可能性があります。患者さまの中でも、高FHS、甲状腺機能異常、生理痛がひどい方などが噛み合わせによって改善されたケースがあります。何をやっても変わらない方は噛み合わせを見直してみてください。
【寝付きが悪い方】
ツボ/合谷(ごうこく)・太衝(たいしょう)
手足の末端にお灸をすると、末端の血管が拡張され熱を外へ逃がすことができます。深部の体温を低下させると入眠しやすくなりますので、寝付きが悪い方は試してみてくださいね。
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【ストレス性、途中で目が覚める方】
ツボ/神門(しんもん)・湧泉(ゆうせん)・失眠(しつみん)
過労やストレスによる不眠症では、カラダのエネルギー源である気血を充分に補うことが大切です。
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【朝起きてもスッキリしない方】
ツボ/関元(かんげん)・足三里(あしさんり)・中脘(ちゅうかん)
内臓の機能低下を補うツボです。朝に胃もたれがある方や、食欲がない方、ずっと眠気がある方は試してみてくださいね。
当院の患者様の中にも不眠症でお悩みの方もいらっしゃいますが、定期的に鍼灸治療を受けていただくことで薬がなくても眠れるようになっています。鍼をしたあとは、「子供の時みたいにぐっすり眠れる」とおっしゃる方も多いです。
お悩みの方はぜひ一度ご相談くださいね。
一日も早く、あなたの”想い”がカタチとなりますように。
本日もお読みいただきありがとうございました。
鍼灸サロン -nobori- 中村 早耶香